長年使っている総入れ歯が合わない、硬いものが噛めない、あるいは重度の歯周病で多くの歯を失う不安を抱えている…。
そんなお悩みをお持ちの岐阜の皆様へ。現在は、すべての歯を1本ずつインプラントにするのではなく、わずか4本のインプラントで片顎すべての歯を支える「All-on-4(オールオンフォー)」という治療法が確立されています。
この治療法は、手術をしたその日に固定式の仮歯が入ることも多く、従来の手法に比べて「費用」と「身体への負担」を大幅に抑えることが可能です。
本コラムでは、岐阜駅インプレ歯科の院長が、この画期的な治療法の仕組みやメリット、そして気になる費用面や医療費控除の活用について、公的な情報に基づき分かりやすく解説します。
総入れ歯の悩みを解決する新しいインプラント治療
4本のインプラントで全ての歯を支える「All-on-4(オールオンフォー)」とは
これまで、全ての歯を失った方がインプラント治療を行う場合、失った歯の本数に近い数のインプラント(人工歯根)を埋め込む必要がありました。しかし、本数の分だけ手術の規模が大きくなり、費用も高額になることが課題でした。
そこで開発されたのが「All-on-4(オールオンフォー)」という治療概念です。これは、スウェーデンのイェテボリ大学の教授らによって考案され、インプラントメーカーであるノーベル・バイオケア社(Nobel Biocare)が提供している術式です。
具体的な特徴は以下の通りです。
- 最小限の本数で支える
- 奥歯のインプラントをあえて傾斜させて埋め込むなどの技術により、片顎あたり最小4本のインプラントだけで、すべての人工歯をしっかりと固定します。
- 力の分散
- 力学的に計算された配置により、噛む力を4本のインプラントに均等に分散させ、安定した噛み心地を実現します。
従来のインプラント治療との違いとメリット
従来の総インプラント治療とAll-on-4には、明確な違いがあります。日本口腔インプラント学会が示す一般的なインプラント治療の指針と比較しながら、そのメリットを整理します。
埋入本数の違い
- 従来の治療法
- 片顎ですべての歯を補うために、8本~10本以上のインプラントが必要となるケースが多く、手術時間が長くなり、術後の腫れや痛みのリスクも高まる傾向にありました。
- All-on-4
- 最小4本(骨の状態によっては6本)で済むため、外科的な侵襲(身体へのダメージ)が低減され、回復も早い傾向にあります。
経済的な違い
埋入本数が少ないということは、それだけインプラント本体や手術にかかる材料費が抑えられることを意味します。結果として、治療費総額を低く抑えられる可能性が高くなります。
手術当日に仮歯が入る「即時荷重」の魅力
All-on-4の最大の特徴の一つに、「即時荷重(イミディエート・ローディング)」という考え方があります。
通常、インプラント治療では、インプラント体が骨と結合するまで数ヶ月間待つ必要があり、その間は歯がない状態や、不安定な入れ歯で過ごさなければなりませんでした。しかし、All-on-4は初期固定(埋め込んだ直後の固定力)を強固に得る設計となっているため、条件が整えば手術を行ったその日のうちに固定式の仮歯を入れることが可能です。
これにより、手術当日から「歯がある状態」で帰宅でき、軽い食事や会話が可能になるため、患者様の生活の質(QOL)を著しく向上させることができます。
All-on-4が選ばれる理由と費用対効果
埋入本数が少ないことによる経済的・身体的負担の軽減
前述の通り、All-on-4はインプラントの本数が少ないことが最大の特徴です。これは単に「手術が早い」というだけでなく、長期的な視点でも大きなメリットがあります。
- メンテナンスのしやすさ
- 口の中に埋め込まれている人工物の数が少ないため、日々の清掃や歯科医院でのメンテナンスが比較的シンプルになります。インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)のリスク管理という点でも有利に働く場合があります。
- 精神的な安心感
- 「何度も手術をしなくて済む」「1回の手術で歯が入る」という点は、歯科治療に恐怖心をお持ちの方にとって大きな安心材料となります。
骨移植なしで治療できる可能性
総入れ歯を長く使っていると、顎の骨が痩せて薄くなってしまうことがよくあります。従来のインプラント治療では、骨が足りない場所にインプラントを打つために、「骨造成(こつぞうせい)」や「骨移植」といった、骨を増やす追加の手術が必要になることが一般的でした。これは治療期間を延ばし、費用を増大させる要因となります。
しかし、All-on-4は、「骨のある部分を選んで、角度をつけて埋め込む」という特殊な技術を用います。これにより、骨が薄い部分を避けて手術ができるため、大掛かりな骨移植手術を行わずに済む可能性が高くなります。これは、難症例への対応実績がある東京医科歯科大学病院などの高度医療機関でも研究・実践されている考え方の一つです。
見た目の若返りとしっかり噛める機能回復
All-on-4で装着する人工歯(上部構造)は、歯の部分だけでなく、痩せてしまった「歯茎」の形態も再現して作製します。
- 口元のハリを取り戻す
- 総入れ歯により口元が痩せて見えていた方も、内側から適度なボリュームを持たせることで、口元のシワが目立ちにくくなり、若々しい印象を取り戻すことが期待できます。
- 天然歯に近い噛み心地
- 固定式であるため、入れ歯のようにズレたり、食べ物が挟まって痛んだりすることがありません。お肉や硬い野菜など、これまで敬遠していた食事も楽しめるようになります。これは「噛める喜び」を取り戻すことと同義であり、全身の健康維持にも寄与します。
【重要】医療費控除の活用について
インプラント治療は健康保険が適用されない「自由診療」ですが、「医療費控除」の対象となります。国税庁の規定により、1年間に支払った医療費が一定額(通常10万円)を超えた場合、確定申告を行うことで所得税の一部が還付され、翌年の住民税が減額される制度です。
- 対象
- 本人だけでなく、生計を一にする家族の医療費も合算できます。
- 範囲
- インプラントの治療費だけでなく、通院のための交通費(電車・バス代)も対象になります。
高額な治療費であっても、この制度を正しく活用することで、実質的な負担額を軽減することが可能です。
All-on-4治療の流れと適応条件
カウンセリングから手術、最終的な歯が入るまで
当院を含め、標準的なインプラント治療の流れは以下のようになります。公益社団法人日本口腔インプラント学会のガイドラインや、岐阜県内の朝日大学病院などの手順に準拠した安全性の高いプロセスです。
- 精密検査・CT撮影
- レントゲンだけでなく、CT撮影を行い、顎の骨の厚み、神経や血管の位置を3次元的に正確に把握します。これにより手術の安全性を担保します。
- 治療計画の立案
- 検査結果に基づき、コンピュータシミュレーションを用いて、インプラントを埋入する最適な位置や角度を決定します。
- 一次手術(インプラント埋入)
- 麻酔下でインプラントを埋め込みます。All-on-4の場合、条件が良ければこの日のうちに仮歯を装着します(即時荷重)。
- 治癒期間
- インプラントと骨が結合するのを待ちます(通常数ヶ月)。この間も仮歯があるため、日常生活に大きな支障はありません。
- 最終補綴物(本歯)の装着
- 骨との結合が確認できたら、精密な型取りを行い、強度と美しさを兼ね備えた最終的な人工歯を装着します。
- メンテナンス
- 治療終了後は、定期的なチェックとクリーニングが生涯にわたって必要です。
治療を受けられないケースと代替案
All-on-4は画期的な治療法ですが、すべての方に適応できるわけではありません。日本歯周病学会などの知見に基づき、慎重な判断が必要です。
- 重度の全身疾患がある場合
- コントロールされていない糖尿病や、重篤な心疾患、骨粗鬆症のお薬(ビスフォスフォネート製剤)を服用されている場合は、手術のリスクが高いため治療が難しいことがあります。
- 極端に骨が少ない場合
- All-on-4は骨移植を避ける工夫がなされていますが、それでもインプラントを支える最低限の骨がない場合は適応外となることがあります。その場合は、専門機関(大学病院等)での骨造成手術を検討するか、高機能な入れ歯を選択することになります。
- 喫煙習慣
- 喫煙は血流を悪くし、インプラントと骨の結合を阻害する最大のリスク要因です。治療を成功させるために、禁煙を強く推奨します。
岐阜駅インプレ歯科で取り戻す「噛める喜び」
総入れ歯からの卒業をサポートする専門的な診断
岐阜駅インプレ歯科では、インプラント治療に特化した設備と技術で、患者様の「噛める喜び」の回復をサポートしています。私たちは、単にインプラントを埋めることだけを目的とはしていません。患者様がなぜ歯を失ったのか、その原因(歯周病や噛み合わせなど)を突き止め、残っている組織を最大限に守ることを重視しています。
岐阜県内でも高度な歯科医療を提供している朝日大学病院や岐阜大学医学部附属病院とも連携し、地域の医療水準に合わせた適切な診断を行います。All-on-4をご検討の方には、CTによる精密な骨診断を行い、メリットだけでなくリスクについても包み隠さずご説明いたします。
治療後のメンテナンスと安心の保証制度
「インプラントは一生もの」と言われることがありますが、それは適切なメンテナンスがあってこそです。日本口腔インプラント学会も啓発しているように、インプラントも天然の歯と同様に「歯周病(インプラント周囲炎)」になるリスクがあります。
当院では、治療後も長く快適に使っていただくために、専任の歯科衛生士によるプロフェッショナルケアを実施しています。また、万が一のトラブルに備えた保証制度も完備し、患者様が安心して治療に臨める体制を整えています。
岐阜でインプラント治療をご検討中の方は岐阜駅インプレ歯科へ
まずは無料カウンセリングで不安や疑問を解消
「自分はAll-on-4ができるのか?」「総額でいくらかかるのか?」
インターネットの情報だけでは分からない疑問や不安をお持ちかと思います。まずは一度、当院の無料カウンセリングにお越しください。無理に治療を勧めることは決してありません。患者様にとって最善の選択肢を一緒に考えましょう。
JR岐阜駅すぐ・土曜診療ありで通いやすい環境
当院はJR岐阜駅前に位置しており、岐阜市内はもちろん、県内全域からのアクセスも良好です。平日はお仕事でお忙しい方のために、土曜日の診療も行っております。
ご予約・お問い合わせ方法(電話・WEB)
ご予約は、お電話または24時間対応のWEB予約フォームから承っております。
お口のお悩みは、放置しても自然に治ることはありません。美味しい食事を味わい、大きな口を開けて笑える毎日を取り戻す第一歩を、岐阜駅インプレ歯科とともに踏み出しましょう。
●お電話でのお問い合わせ・無料相談のご予約
TEL 058-203-9182
(受付:10:00~17:30/日曜は12:30まで)
●無料相談予約フォームはこちら

岐阜駅インプレ歯科院長、インプラント治療担当ドクター。
1971年鹿児島県生まれ。1万2千本以上(2011年1月から2023年8月の通算)の個人埋入実績を積み重ねているインプラント治療専門の歯科医師。
これまで大手歯科法人のインプラントドクターとして、東京、名古屋、滋賀、京都のクリニックで、中・高難度の治療を一手に行ないながら、名古屋院院長、関東エリア統括、法人の副理事長職も歴任。
愛知学院大学卒業から東海地域に対する地域に密着した歯科医療推進の思いから、岐阜、名古屋、三重を中心に歯科治療を行う。
厚生労働省歯科臨床研修指導医
日本インプラント学会会員
日本歯周病学会会員
マイティスアローインプラント公認インストラクター
ブレーンベースインプラントマイスター
ストローマンインプラント各コース修了
ノーベルインプラント各コース修了
アストラインプラント各コース修了
ハーモニー矯正コース修了
インビザラインGO矯正システムコース修了